廃棄物処理

  火炎(ジェット)は高温であるため、処理対象を短時間で乾燥することができる。この乾燥と粉砕の二つの処理を同一タンク内で行わせことにより、様々な廃棄物を紛状で乾燥状態に変化させ、処理することができる。したがって廃棄物がある一定の状態  でなおかつ乾燥状態で取り出すことが可能なので処理後の運搬、再利用資源化など容易となる。 



大きい熱伝導係数


  廃棄物の処理能力が大きいことを意味する。小規模プラントで多量の処理が可能となる。広い敷地面積が必要となくなる。



 廃棄物を燃焼させずに処理


  フレームジェットは燃焼筒の中で燃焼したガスであるため、その中の酸素は殆ど残留せず、ジェットの温度は1800℃〜2000℃という高温になるが、処理対象物が焼却することはない。例えていうならば製紙スラッジやビール粕、原油スラッジなど  の可燃性物の処理も可能となる。処理対象廃棄物が燃焼しないので処理後は再利用可能となる。従ってフレームジェットで処理  した廃棄物は再資源化可能で再資源化システムである。
 

 水中噴射が可能

 
 フレームジェットは圧力を持っており、相当の含水率を持つ廃棄物(工場廃液等)の中にもゼットバーナーを投入させた状態で  使用することができる。この場合、フレームジェットの熱量が周囲の廃棄物に直接的に伝わるので熱効率が良い。


 
直熱式バーナー

  上記と同様に固形廃棄物に対しても直接接触して、熱交換をする直熱式である。


 
フレームゼットの粉砕力

  廃棄物がフレームジェット(衝撃波)により粉砕され、粒子の表面積が増加するので乾燥の反応が早い。水分の多いスラッジ状  の処理対象物においても表面粉砕により塊の中心まで乾燥が可能となる。水分70〜80%の対象物であっても短時間で粉末処  理することが可能となる。


 
搬出が自動化

  処理タンクの中で乾燥された廃棄物は、フレームジェットの排ガスと水蒸気流に乗り処理タンクから自動的に排出される。特別  の取り出し装置は不要である。




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